リリーさんのお母さんは自分の死後、息子に迷惑を掛けないようにと葬儀費用を互助会に毎月3,000円づつ積み立てていた。全90回の積立で合計27万円。しかし実際にお葬式となったとき、27万円のお葬式プランでは、必要なものがオプションになっており積み立てたお金だけでは到底葬儀代はまかなえないようになっていたのだ。そのため母のためにとオプションをいろいろつけた結果、かかった葬儀費用は約200万…。そこで主人公は言う。
「オカンみたいな年寄りが自分の葬式のためにコツコツ切り詰めて毎月3千円ばかしをひぃひぃ言うて払いよる。そういう年寄りの気持ちを互助会とか葬儀屋はどう思うとるんかね?27万で人に迷惑かけんでえぇと思うて安心して死んどるのに、オマエらがそんな年寄りにわかりづらいボッタクリバーみたいな料金設定しとったら、あの世で恐縮するやろうが!!なんで死んどる人間に金のことで嫌な想いをさせるんか!?」
積立てているから安心ですか?その積立は本当に後に残される人のためになっていますか?自分の死後、みんなが困らないようにと積立てていたのに、そのことが逆に負担を増やしてしまう。そんな現実を私たちも幾度となく見てきました。今一度、あなたの積立内容を、そして受けられるサービス内容を確認してみてはいかがでしょうか?
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